社会福祉士 勉強ノート

社会福祉士資格試験に向けての勉強ノート。個人用メモなので興味ある方は話1/10程度にお読みください。

13 レポート作成の道のり

220712
 きょうの勉強時間 4:51(0708~0712の読書ぶんを追加)
 累計勉強時間 92:45(うち24:00スクーリング)

220713
 きょうの勉強時間 0:48
 累計勉強時間 93:33(うち24:00スクーリング)
 赤字で加筆。

220714
 きょうの勉強時間 1:41
 累計勉強時間 95:14(うち24:00スクーリング)
 青字で加筆。アウトライン作成完了、書き始める!

220715
 きょうの勉強時間 0:58
 累計勉強時間 96:12(うち24:00スクーリング)
 レポート下書き完了!あとは印刷前に最終推敲するくらいかな。
 僕の祖母の特養の話は入れた。間違いなく僕にしか書けないレポートになった。
 参院選の話を入れるには残されたノートは狭すぎた。「政治は全体の奉仕者」の流れも補強できなかったし。この話を入れられたら間違いなくいまの僕にしか書けないレポートになったが、諦め。

220716
 きょうの勉強時間 0:09
 累計勉強時間 98:32(うち24:00スクーリング)
 清書!

 

 

 

高齢者の介護問題を取り扱ったニュース、社会福祉士として何が出来るか

 

『高齢者の認知機能低下、8割の施設で コロナ制限影響か』

記事URL

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE069J50W2A600C2000000/

重要そうなとこを引用

入所者の認知機能の低下がみられたと回答した施設が8割に上り、前回調査を上回った。面会や外出などの行動制限が背景にあるとみられる。

(中略)

心身の活力が失われて要介護状態の手前になるフレイル(虚弱)の人が増えれば、結果的に医療費の負担増にもつながる

(中略)

フレイルは活動量の低下や社会との交流機会の減少などに起因する

(中略)

厚生労働省に新型コロナ対策を助言する専門家組織は6月8日、医療・介護現場に感染対策の緩和を促す提言をまとめた。高齢者施設ではマスク着用のもと短時間・少人数で一定の距離をとれば面会は可能とする見解を示した。

「専門家組織」ってアドバイザリーボードのことじゃないの??該当する提言の部分、必死に探したけど見当たらず。報告資料にはないけど、議事には出てくるのかもしれないな……。であればもう数日かかるのかもしれない。もう少し待ちましょうか。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html

 

『「動かない」と人は病む』

生活不活発病について説明されている。

引用

P.3 生活不活発病とは、その名の通り、「生活が不活発になった」ことが原因となり、あらゆる体や頭のはたらき(機能)が低下する病気

P.16 生活不活溌病の予防のためにも回復のためにも大事なのは、原因である「生活が不活発なこと」を防ぐ、つまり「生活を活発にする」ことです。

P.59 外に出ない理由で最も多いのは「外ですることがない」ことでした。(中略)ただ「外に出るように」と言うのではなく、外に、楽しみや、やってみたいと思う具体的なことを見つけることが大事です。

P.93 本当のリハビリテーションとは、それとは全く逆の、一人ひとり違う状態や可能性、過去の経歴、その人のもつ好みや価値観を尊重した、その人らしい充実した人生をつくる「オーダーメイド」のものなのです。

P.139 高齢化社会が進むこれから、老父母に娘・息子がこういう遠隔介護予防をすることも、「親孝行」の一つのスタイル、と多くの人に考えるようになっていただければと思います。

P.160 不活発な生活では、精神的な刺激も少なく、頭を使うことも少なくなります。それによって知的活動が低下し、まるで認知症のような状態になることさえあるのです。これは本当の認知症と違って、回復の可能性があります。(中略)これらを単純に「ボケた」とかたづけず、生活不活発病の可能性を考えることが大事です。

P.193 災害時における生活不活発病予防と改善の基本は平常時と共通しており、「することがある」ようにすること、すなわち社会参加の機会を増やすことです。

 

『新しい地域ネットワークの教科書』

共助をもって地域ネットワークを再興しましょう、という趣旨。その取り組みは福祉にも生きてくるし、生活不活発病やフレイルへの対策にもなりうる。そのような広い視野を持ち、提案できるのは社会福祉士ならではの専門性といえるのではないでしょうか。

引用

P.6 地域包括ケアシステムの構築や地域矯正社会の実現など、社会システム(行政施策)側がトップダウンでいくら頑張っても、生きづらさを抱えている本人や家族が、ご近所から孤立していては意味がない

P.165 生活支援体制整備事業とは、2015年の国の介護保険制度の改定により、全国約1700の市区町村ではじまった、地域包括ケアシステムの中に位置づけられた事業です。目的は、地域の支え合いや助け合いを広げて地域共生社会をつくること。具体的には(中略)居場所づくり・生活支援・移動支援などの活動の創出と育成です。

P.176 生きがい就労とは、高齢者がお住まいの地域で楽しく自分らしく働くことで、地域社会の課題解決にも貢献し、生計の役にも立ち、生きがいになることを目指すもの。週2~3日、1日3~5時間という新たな「プチタイム」「プチ勤務」という働き方が全国でたくさん生まれています。特に農業、保育及び介護などの現場でのワークシェアリングのモデルにもなっています。

 

『【LIVE】#アベプラ 選挙特番』

URL

https://www.youtube.com/watch?v=33OP-E7quKg

引用

(のちほどちゃんと整理)
20代、30代の人口が1100万人、1300万人であるのに対し、60代、70代の投票数が1000万票、1500万票と、上回っている。若者の投票率がどれだけ高まったところで、政治は高齢者の声を聴く仕組みになる、という論理をもってシルバー民主主義と表現される。

シルバー民主主義という現状につながるのは、政治が全体の奉仕者たる役目を全うしていないという背景も指摘されている。(要出典!)

だが、高齢者世代が、若者世代とのつながりを持てず、若者世代と社会課題を共有できていないという背景もあるのではないだろうか。

 

『保育園の「騒音」問題。未然に防ぐカギは「地域交流」にあり』

URL

https://www.socialinclusion.saiseikai.or.jp/reports/50_nadesikoaozora/

引用

「地域の方々との交流の場を設け、『みんなで子育てを行なっている』という意識を共有できるようにしています。例えば、園の行事にボランティアとして参加していただいたり、園児が自治会の行事に参加したり。地域住民の方がより園に対して親近感を抱けるように、1度や2度で終わるのではなく、年間を通じて計画を立て、互いに交流しています」

『新しい地域ネットワークの教科書』に書かれていた居場所づくりや生きがい就労のまさしくな事例なのでは。いやちょっと違う?でも、こうすることでコミュニティ内におけるトラブルを緩和し、高齢者側には生活の活発化を促すことができている(後者の狙いは園側にはなさそうだが)。

こうした取り組みを認識し、相談に応じて提案していけることが、社会福祉士の専門性として効果的だと思いました。

 

『テキスト』

引用

P.301 高齢者が社会の一員として包摂(ソーシャル・インクルージョン)されるよう、地域、国家、国際社会に対して積極的に働きかけるべきである。

 

特養での実体験

僕の祖母が入居している特養では、コロナ禍の制限により直接の面会はできない。待合室に入り、オンライン通話システムで面会をする。先日 その面会にいったとき、僕の子を初めて連れていった。認知症の進行が見られ、普段の面会では笑顔の見られない祖母だが、自分のひ孫を目にし かつてないほどの笑顔を浮かべていた。

特養の作業療法士いわく、面会は入居者の心身に刺激を与える営みであり、施設側としてはできれば再開したい思いがある。6月8日の厚労省見解も踏まえて徐々に再開していきたかったが、その後 第7波の兆し(『新型コロナ “第7波”対策で政府分科会が緊急提言案』 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220714/k10013716711000.html)も見られており、いまはまだ時期尚早と判断している。

最初に述べたように、生活を活発にすること、その手段のひとつとして地域交流を増やすことや施設介護での面会を行うことは、介護予防の一翼を担う。その実現に向けた社会資源の開発や、医療と福祉の接続は、社会福祉士が専門性を発揮できる分野であると感じた。

直接 ひ孫を抱くことが叶う日まで、祖母には元気に生きてもらいたい。