07 レポート作成への道のり
9/6(火)書き上げました
以下2冊だけを追加の参考文献に、とりあえず書き上げた。やや強引かも知れないけど、スクールカウンセリングの現場でナラティブを実践したおふたりの書を参考に、僕が知的障害者福祉の現場で実践するならこうかな~って見通しを簡単に示した。ただ、参考文献が薄いので主張が薄い……リアリティにもかけるし。もう少しそれっぽい本を読めればよかったのだが、仕方ない。この文章の構成は場合によってはCかも知れない……。
空閑浩人『ソーシャルワーク論』ミネルヴァ書房、2016年
エンパワメント(empowerment)日本語に直訳すると「力を与える」という意味である。生活問題を抱える人々や地域が、保護や援助の単なる対象として、支援されるだけの存在になるのではなく、自分自身の主体的な生活の回復や自分たちの地域の問題解決に向けて、当事者自らがソーシャルワーカーと協働しながら、いわばソーシャルワークを利用しながら活動を行う実践である。ソーシャルワーカーは、当事者が持っている力を促してその力を強めていくことを目指す。(p91を要約)
ナラティブ(narrative)日本語に直訳すると「物語」や「語り」という意味。当事者が語る言葉やこれまでの人生の物語、その人の生き方や考え方を大切にしながら援助活動を展開する実践である。ソーシャルワーカーが専門家として当事者を一方的に問題解決に導くのではなく、両者の対等な関係のなかで、当事者の思いや言葉が尊重され、両者の対話を深めることを大切にする。対話の積み重ねを通して、当事者が生活への意欲や主体性、自己肯定感を取り戻していくような過程を共有する。(p92を要約)
ジョン・ウィンズレイド、マイケル・ウィリアムズ『いじめ・暴力に向き合う学校づくり 対立を修復し、学びに変えるナラティヴ・アプローチ』新曜社、2016年
従来の社会科学は、ストーリーの背後で作用している諸要因や働きを見つけることに主眼を於いてきた。ナラティヴの視点はこの考え方を180度転換させ、人々はストーリーを語ることを通して自分の生活を理解していると考える。(…)人の行動というのは、その人が作り上げた自分や他者に関するナラティヴに基づいている。(…)ストーリーを事実がいくらか薄められたものなどと思わず、ストーリー自体の影響を検討してみると、多くのことが見えてくるのである。(p20からまるまる引用)
対立する当事者が、これ以上対立を深めたくない、なにか別の関係に落ち着きたいと思っているとすれば、その理由を尋ねていくとカウンター・ストーリーを発展させていくことがある。その中で当事者たちが大事にしている価値観、理想が見えてくる。しかし対立の渦中においてはそうした理想など脇に置かれてしまう。それはその人物が二枚舌だというわけではなく、複数のストーリーを持っているという事実にすぎない。だから、争いの当事者たちが持つ最良の自己と最高に誇れる意思とを、彼ら自身の言葉で表現できるよう働きかけていくことが必要なのである。それこそがナラティヴ実践の最大の特徴である。(p35-36を要約)
ナラティヴによるメディエーション(仲裁)のプロセスは、①対立に関するストーリーを傾聴する、②時間・影響範囲・影響深度に注意しながら対立の影響を想定する、③カウンター・ストーリーを作り上げる、④そのストーリーを拡大する、⑤両者で交渉して事柄を決めていく、というところだと思われる。(p63-64を要約)
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