社会福祉士 勉強ノート

社会福祉士資格試験に向けての勉強ノート。個人用メモなので興味ある方は話1/10程度にお読みください。

220515の勉強

きょうの勉強時間 1:53
累計勉強時間 22:43

 

第5章

第1節

価値 金銭への換算性は問わない。時代や社会的背景とともに変化する。

ステークホルダーと同じ価値を共有できるとは限らない。そのようなときも専門的な対応をしていく必要がある。
 ⇒自己覚知する;自分の価値観や性格、行動の傾向をよく知る。
  専門職として共有するエンパワメントの価値に則ってクライエントを支援する。
  価値を押し付けるだけではならないようにする。
  クライエントの価値観を費審判的態度で受け止め、受容する。

 

第2節

価値がソーシャルワーカーの判断に影響を与える場面……対象者の選定、支援の方向性、時間の費やしかた、社会資源配分の仕方、支援のアプローチや方法の選択、実践における瞬時の判断など。

価値を行動規範に具体化したものが倫理

人権には、固有性、不可侵性、普遍性がある。

平等 何について平等であるべきか、何については平等を守れない/守るべきでないのか、を常に考えることが大切だと思う。が、この価値観について他人と合意することはかなり難しそうだ。

 

第3節

措置制度 行政がその職権によって必要性を判断し、サービスの種類や提供期間を決定する。保育園もそれっぽいよね、でも園に対する希望を出せるからそういうわけでもないのか……。

契約 対立する複数の意思表示の合致によって成立する法律行為。

判断能力が不十分⇒成年後見制度、日常生活自立支援事業など。

権利擁護は、事業・業務として展開されることも多々あるが、ソーシャルワークとして実践されるものであるべきで、業務らしい対応であってはいけない。総合的・包括的な相談援助として展開されるべきだ。

権利障害が生じているときに、回復を図る権利擁護では強い働きかけが必要である。公権力の講師、ソーシャルアクション、集団訴訟など。

 

第6章

第1節

バイステックによる、援助関係構築のための7つの原則 なんやろー。そのうちのひとつが「クライエントの自己決定を促し尊重する」

ノーマライゼーション(脱施設化) 漢字で書くとわかりやすいのに。

グリッソによる、治療同意をする判断能力
 ①選択を伝える能力
 ②治療に関する情報を理解する能力
 ③治療に寄る影響や結果を認識する能力
 ④治療選択肢を論理的に検討する能力
①~③は、欠いてはいけないと、言われて気づいた。なるほどね。
④に対して少し疑問。「論理的」とは、どのようなことを表す?
また全体的に、この能力は誰がどのような基準で評価するもの?
(そんな、現実的な運用を想定してグリッソは分類したわけじゃないと思うけど……笑)

「クライエントの自己決定だから」とソーシャルワーカーが何も支援をしないのは、自己決定の尊重とはいえない。

社会福祉士は自己責任をクライエントの自己決定の前提条件だと考えず、自己決定を可能にする環境への働きかけを行うべきである。
 自己責任てむずい……。具体例があれば合わせて読みたい。

自助的自立 依存的自立

エンパワメント;個人的、対人的、政治的パワーを高めるプロセス
ストレングス視点;強さ、能力、可能性などに着目する。

 

第2節

近江学園 糸賀一雄 1946年 浮浪児や知的障害のある子たちを支援
『この子らを世の光に』気になる。

地域を基盤とした支援を展開するためには、地域を知らなければならない。重要!!同感!!

220514の勉強

きょうの勉強時間 1:23
累計勉強時間 20:50

 

第4章

第1節

診断主義学派(提唱者:ハミルトン)
フロイト精神分析理論をよりどころ。
パーソナリティ構造や内的葛藤、あるいはそれらの行動に与えられる影響に関する理解が、ケースワークにおいて重要な知識だ とする。
自我心理学に注目。
成育歴・生活歴を分析~自我の機能を解明~強化~パーソナリティの適応力強化。
社会改良の側面が薄れてしまった。

機能主義学派(提唱者:タフトやロビンソン、基礎理論はランクの諸説)
診断主義だと、機械的決定論的な人間感が残ってしまう。
クライエントに、ワーカーの属する機関の機能を自由に活用させることを通し、自我の自己展開を助ける。ここ重要。
フロイトが過去に注目した部分(自我・原始的自我・超自我のこと??)を否定。

この両派ではパーソナリティの捉えかたに相違がある。

グループワーク(提唱者:ニューステッター)
交友を通じて発達と適応が進むこと、交友が社会的に望ましい諸目標を拡充する手段として活用されること。
・ゲームや芸術活動
・パーソナリティの交流
※民主主義の実体験にも重要

コミュニティ・オーガニゼーション(定義者:ロス)
地域社会が自らの必要性と目標を発見する。それを達成する革新と意思を開発し、必要な資源を内・外部に求める。行動を起こす。
みっつのモデル……地域開発モデル、社会計画モデル、ソーシャルアクションモデル

日本社会事業学校(1946年開設)
日本ソーシャルワーカー協会(1960年結成)

社会福祉サービスのありかたが措置制度にもとづき、社会的弱者は入院させられていた。
ソーシャルワークの展開が妨げられた。
 導入元のアメリカは、こうした問題とは無縁だったのか?

 

第2節

貧困の文化 世代間で貧困が再生産される。
ジョンソン大統領 貧困戦争の宣言(1964年)

福祉権組織、福祉権運動(1960年代) 「自助の原理」を貧困者や貧困家庭に強いる実践になっている。
 ⇒自助ではダメだと、アメリカをして気づいた。

問題解決アプローチ(提唱者:パールマン
診断主義と機能主義の折衷主義;問題解決アプローチ
生活上の困難状況は、生活を営む中で当たり前に生じる問題。
問題解決の主体はクライエント。問題解決に取り組むクライエントのちから;ワーカビリティ

ケースワークは死んだ(パールマン 1960年後半?)
社会問題の解決には、広範囲の社会計画や制度の変革が必要であり、それらへ向かう働きかけを行う役割 ケースワークは担っていない。

生活モデル⇒人と環境との交互作用

相互連結理論アプローチ(1996年、ターナー

 

第3節

ソーシャルワーク統合:複雑化、深刻化するクライエントの生活問題にソーシャルワーカーが対応できるのか?アプローチは充分?

各方法論に共通する原理や技術を抽出した。

220513の勉強

しばらく寝かせてしまった……。し、今夜も眠い。

 

きょうの勉強時間 0:23
累計勉強時間 19:27

 

第3章

第2節

リッチモンド(1861-)

COS(Charity Organization Society;慈善組織協会)の活動の中で友愛訪問を最も重視。

『社会診断』(リッチモンド/1917年)ケースワーカーが共通に所有することのできる知識、方法を確立
(社会的証拠⇒比較・推論⇒社会的診断)

ソーシャルワークが細分化、専門家していく。実践者からは「ひとつの専門職としてのまとまり」が要求。
 ⇒ジェネリック・ソーシャル・ケースワーク(1929年)にて成果披露。

ニューディール政策(1933年)公的機関にケースワーカーを雇用。
 ⇒公的な部門からの支え。

220508の勉強

きょうの勉強時間 0:58
累計勉強時間 19:04

 

第2章

第2節

クライエントシステム;生活課題の解決や軽減に影響を与え得る人や機関を含むシステム

社会福祉サービスの対象者は、「施しや恩恵を受ける者」ではなく、「対等な立場でサービスを利用している者」なのである!という意図で、クライエントと言わずにユーザーやコンシューマーという言いかたがなされる場合がある。
 ⇒この言葉選びのアクションは重要やと思うよ!自己決定を重視しましょう、って言われることと合致しているし。

ニーズ
 ・基本的かつ物理的なもの
 ・他者から自分を承認されたいという情緒的なもの
 ・個人的な充足感を求めるもの
いろいろあるよね。しっかりと捉えられるようになりたい。

ソーシャルワーカーが身に着けないといけないもの
 ・価値
  - ソーシャルワークを実践する際の判断を方向づけるものが価値
  - 価値を反映し、方向性を指し示すものが理念
  - ソーシャルワークの根源的な価値とは、社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重
 ・知識
  - 社会のことを理解するための知識
  - 政策、法律、制度
  - 人間の理解
  - ソーシャルワーク実践の方法、援助技術、アプローチ
  - ソーシャルワーク実践の根拠;「なぜそのような行動をとったか」を説明する責任
 ・スキル
  - クライエントとソーシャルワーカーの関係
  - ソーシャルワーカーの性質;共感、あたたかみ、誠実さ

ソーシャルワーカーの倫理的ジレンマ(詳細はのちの章で詳述)
施設・機関やそのスタッフの求める方向性が、ソーシャルワーカーとしての専門的判断と一致しない
 これありそう……。

 

第3章

第1節

キリスト教 事前とは神の正義と一体

聖徳太子とは、日本における救済思想の原点「和をもって貴しとなす」

行基 「社会的な事業を民衆で」から「共同体の絆を深めたい」に変更。こういうアプローチ大切よね!

エリザベス救貧法(1601)食料危機

220507の勉強

きょうの勉強時間 1:31
累計勉強時間 17:06

 

第1章

第1節

社会福祉士の義務規定 2007年の改正で以下が加わる。
 ・誠実義務
 ・資質向上の責務
 ・多職種との連携(追加というよりは規定の見直し)

認定社会福祉士、認定上級社会福祉士
上級は、人材育成における指導的役割や、実践の科学化の能力を求められる。論文とか書くのかな。認められた機関での研修の受講が必要だそうだ。

社会福祉士が地域に根づいた社会福祉の専門職として認知されるかどうかが今後の大きな課題。認知するの主語は市民?であれば、市民への働きかけが必須。

これエモい!!↓↓
社会福祉士に新しい機能が求められるとしても、そこでの実践はソーシャルワークの本質に根ざしたものでなければならない。本質とはつまり、変わるべきものと変わるはずのないものを見極めることだ。」
エモいな~。社会福祉の文脈でなくても使えそうだ。

社会的孤立と経済的困窮に至る問題構造は深く重なり合っている。ひきこもり、ホームレス、自殺企図、自己破産、ゴミ屋敷など。こうした社会的孤立は、社会的排除の問題とも通底する。
 ⇒社会的排除を生み出すのは誰なのか!!誰かが社会的孤立してしまうことに無頓着な政と市民ではないのか!!ここをしっかりと追求する気持ちで勉強に取り組みたい。

精神保健福祉士には、精神障害者を対象とすることによる援助の特徴がある。つまり、援助の長期化(疾病の完治を目指すのではなく、うまく付き合いながら地域と折り合いをつけていくことを重視するため)、ステークホルダーの理解獲得やサポート構築、偏見の払拭など。
 ⇒援助の長期化は、社会福祉士が広く扱う障害者(身体障害、高齢者介護など)でも同じなのでは?

 

第2節

就業者6311万人のうち、医療・福祉は12%にあたる735万人。

現代日本は、家族や地域で互いに支え合う機能が低下している。
 ⇒高齢者虐待、児童虐待、DV、社会的孤立、ホームレス、ひきこもり、ニート、自殺増などの問題の顕在化。

福祉サービスのとらえかたに変化が生じてきている。
箱物の施設(=ハード)に通うという意識よりも、中身のサービス(=ソフト)を利用する、という意識を持ちやすい制度体系になっている。
 ……どのような制度体系の変遷によっている?ちゃんと理解しておこう。

認知症高齢者への事例 日常生活自立支援事業;なんだろ??

事例が3点出てきたけど、全部きつい……感情移入しすぎないように気をつけねばなるまい。

 

第2章

第1節

社会福祉士の任務:社会変革、社会開発、社会的結束の促進
 ・社会変革 構造的条件に挑戦し、社会を変えていこうとする。
 ・社会開発 戦略的に機関やシステムにはたらきかける。
 ・社会的結束 ⇔社会的排除 本来社会の構成員として享受できるはずの公共サービスを受けられない。生活に影響を与える意思決定に参加できない。

「文化」の名において、一部の人の権利が侵害される場合がある。
 ⇔建設的な対話と変化が必要